2019@Kanazawa

 2019年3月5日−10日。震災8年目の春。
 金沢21世紀美術館ギャラリーAにおいて、14名(+)のアーチストが全国から集まり3.11関連のアート展示を行いました。
「もやい展」
 荒縄の強固な結びが転じて共同作業を意味する「もやい」を冠したこの企画は、日本を襲った未曾有の災禍に向けられた表現者の眼差しと記憶の蓄積をアートという手段で発露させたものを交錯させることで、日本の未来に向けた強固なメッセージ性を帯した「空間」を来場者とともに共有し、心と肉体で感じていただくことに力点が置かれました。

 さらに14名の出品作家の後に添えられた(+)は設営及び会場運営スタッフはもちろんのこと、来場者をはじめ、遠方から資金サポートしてくださった方々、そして福島原発事故に関心を寄せる日本全国の多くの方々を意味し、皆の加勢が表現の礎になっていることを表すものです。
 期間中はほとんどの作家が終日在廊することにより、来場者とのコミュニケーションを図りました。アート作品に作者の言霊が載ることで、作品に込められた思いとそれを見た方の思いがその場で化学反応を起こし、会場は常に熱気に包まれた空間となりました。
 また期間中の土曜日は、併設のシアターにて映像作品の上映、舞手集団による奉納舞、中村敦夫氏による朗読劇の公演を開催、会場内では飛び入り参加のアーチストによるパフォーマンスも行われ、美術展の枠を超えた総合イベントとして好評を博した。

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