9月ももう終わりです。明日は巨大台風24号が列島を縦断との予報。インドネシアでは巨大地震があり死者も多数出ている。天変地異はもはやデフォルトの時代になった。備えあれば憂いなし、、。 ということでようやく福島市の子供施設前から撤去され物議を醸したサン・チャイルド像の一連の動画編集を終え、再びもやい展金沢の下準備に精を出す。こちらも備えあれば、、だ! 福島を題材にする作家たちは、引く手数多で潤っているなどと誤解されている作家さんも多い。現状は皆私財を投げ打って制作に励んでいる例が多い。
作家を招く側も大スポンサーがいるわけでもなく、篤志家の寄付金と皆の削った小遣いを集めたもので開催している例も多い。そんな身の削りあいはせっかくのムーブメントから継続という言葉を無くさせてしまう。その状況をなんとかできないのかな。
一作家の私が広げた風呂敷に乗っかってくれた多くの作家が、気づけば泥舟に乗っていた、、なんてことにならないように、船底に漆を塗る作業が必要だ。つまりは資金集めである。とりあえず街を歩けばすぐに店の場所がわかるLUSHさんの支援プログラムに応募することにした。
「もやい」の構想は実は大きい。20年開催のオリンピックには多数の外国人が来られることであろう。中には津波被災地や福島事故が今どうなっているのか興味がある方もいることだろう。そういう外国人にお土産として我々の活動を見てもらうことはできないか、、。オリンピックの陰で、実はさまざまな問題を抱えた日本の現状を見ていただき、それについてディスカッションはできないか、、、。 原発問題は何も日本だけが抱える問題ではない。社会の歪みの上に構築された発電システムは、それを設置した国の中、または周辺国にすくなからずの社会的な歪さを気づいているに違いない。それが悪い形で発露する前の「予防薬」になれればいい。 再び福島のような惨状を世界で起こさないことが、犠牲を強いられた人々を始め豊饒の大地や自然の生物への礼というものだと感じる。 広くもやいの輪が広がっていきますように!
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